研究の目的

本実験の結果で導きたいイメージは、次の通り。

  • 肥料に依存しない栽培
  • 土中バクテリアの活性による土壌改良
  • 積層により根幹の深根性を誘引

根幹の深根性

 果樹の栽培リスクは、栄養不良、病害、台風被害による倒木である。

 昨今は、肥料と技術で栄養と病気はほぼなくなっている。しかし、台風の場合には、どんなに支柱を施しても、果樹の本体がしっかり根を張っていなければ結果として強風に持っていかれる。

オリーブ農家が実践する風に弱いオリーブを支える支柱の立て方実践編

  

  勝沼町に住んでいた頃、ピオーネや白凰の果樹園をよく見に行き、近所の畑もよく観察していたので、わかるのだが、農家は肥料と農薬に依存しすぎる。その結果、果樹本体の根幹が浅く、浅根性になってしまう。

 なぜ、根幹が浅くなるかと言うと、もともとの耕作地を耕す際に、それほど深く掘らない。果樹が成長してゆく過程でも、追肥をするのは地表からせいぜい30cm程度である。これでは、根っこが深く潜ろうとするのをやめさせるようなもの。

 つまり、釣りで言えば、メジナのコマセ方法と関西でメジャーな筏のチヌではコマセの方法が全く異なる。その違いに等しい。

 魚にしろ植物にしろ動物にしろ、餌が身近にあれば、その餌を食べようとする。わざわざ遠いところへ行く理由がない。

  

 同じ木なのに生育が全く異なる場合、この根幹の深さが起因していることを予測する。

 したがって、積層型の試験フィールドに移植するドリアンに関しては追肥をしない。剪定と、病害の管理だけに留めることを目標とする。

メダカの養殖実績

メダカの養殖をしたとき、新種のドラゴンブルー、オロチを主に繁殖を試みた。その際、ドラゴンブルーに関しては、青く光るファクターとして、DNA塩基のG(グアニン)の配列が方向性を持った状態になると光る事がわかった。これは、タチウオの表皮にある銀色の色素も同じでG(グアニン)が要素である。

 そこで、ドラゴンブルーのG塩基の配列を制御する方法を研究した。

その結果、孵化から幼魚期の食べ物、幼魚から成魚に至るまでの成長環境によってある程度の制御が可能であることを確認した。

その結果を得るまでには、3世代分の時間を要した。

具体的な要件は次の通り。

  • 水温管理
  • バクテリア
  • 孵化3日後からゾウリムシ、特にミドリゾウリムシを培養して投与
  • 適度な水流を作って遊泳(運動)
  • グリーンウォーター、クロレラを含む水質
  • マグネシート敷設

 食べ物のミドリゾウリムシ(ゾウリムシの体内にクロレラが共生しているもの)の培養が難しく、実際に投与できたのはゾウリムシ全体の30-40%だった。

 ろ過器、エアーポンプなどで水流を作って、日中は遊泳を促す。また、マグネシート(磁石のゴムシート)をタンクの底面に敷いて磁場を作ることにより、G塩基の方向性を一定量制御することが可能になる。これは、どこかの大学の研究室でG塩基の光反射性質を突き止め、それを実験する際にメダカを使っていたことからヒントを得た。

 バクテリアの要素が非常に重要であったこと、微生物(ゾウリムシ)、クロレラ菌がメダカの成長に重要であることがわかった。それと同時に、ゾウリムシの生活圏内には、別の悪玉バクテリアも存在し、それがメダカの成長に大きく影響することも知った。

 最終的には、ドラゴンブルーの孫、ひ孫の世代では、身全体が光るだけではなく、胸鰭と臀鰭、そして尾鰭の先端が光るようになった。


Comments

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *