ドリアン栽培に必要なマグネシウム、ホウ素、亜鉛を天然素材から補給する方法
ヤギ糞堆肥を使用する場合、マグネシウム(Mg)、ホウ素(B)、亜鉛(Zn)が不足しがちです。これらを天然素材から補うことで、より自然な栽培が可能になります。
1. マグネシウム(Mg)の天然供給源
(1)苦土石灰(ドロマイト石灰)
✅ 成分:カルシウム(Ca)約30%、マグネシウム(Mg)約20%
✅ 施用方法:
- 土壌施用:1年に1回、木の周囲に1本あたり500g~1kg施用
- pH調整の効果もあるため、酸性土壌の場合に特に有効
(2)海藻粉末(ケルプミール)
✅ 成分:マグネシウム、カルシウム、微量ミネラルが豊富
✅ 施用方法:
- 土壌に混ぜる:年2回、1本あたり100~200g
- 液肥として使用:水に浸して発酵させた液を葉面散布(1,000倍希釈)
(3)木灰(草木灰)
✅ 成分:マグネシウム、カリウム、カルシウムを含む
✅ 施用方法:
- 土壌施用:木の周囲にまき、軽く混ぜる(100~200g/本)
- 注意点:アルカリ性が強いため、pHが上がりすぎないよう注意
2. ホウ素(B)の天然供給源
(1)堆肥(特に家畜糞堆肥)
✅ 成分:ホウ素が含まれるが、量は少なめ
✅ 施用方法:ヤギ糞堆肥や牛糞堆肥を定期的に施用する
(2)木灰(草木灰)
✅ 成分:ホウ素、カリウム、マグネシウムを含む
✅ 施用方法:土壌に少量施用(100~200g/本)
(3)ボロン鉱石(ホウ酸塩鉱物)
✅ 成分:ホウ素を自然に含む鉱石
✅ 施用方法:微量なので、粉末を年1回少量施用(10~20g/本)
(4)昆布・海藻類
✅ 成分:ホウ素、マグネシウム、微量ミネラルが豊富
✅ 施用方法:乾燥昆布を粉末にして土壌に施用(50g/本)、または海藻液肥を葉面散布
3. 亜鉛(Zn)の天然供給源
(1)堆肥(特に鶏糞堆肥)
✅ 成分:亜鉛、リンを含む
✅ 施用方法:少量(1本あたり1~2kg/年)を土壌に混ぜる
(2)火山灰土(特に風化火山灰)
✅ 成分:亜鉛、鉄、マンガンなどを含む
✅ 施用方法:微量を土壌に混ぜる
(3)草木灰(特に広葉樹の灰)
✅ 成分:亜鉛、カリウムを含む
✅ 施用方法:土壌に100~200g/本を施用
(4)牡蠣殻粉末(カキ殻石灰)
✅ 成分:亜鉛、カルシウムを含む
✅ 施用方法:土壌に少量(50~100g/本)施用
4. 効率的な施用方法と組み合わせ
| 栄養素 | 天然供給源 | 施用方法 | 頻度 |
|---|---|---|---|
| マグネシウム(Mg) | 苦土石灰、海藻粉末、木灰 | 土壌施用 or 葉面散布 | 年1~2回 |
| ホウ素(B) | 木灰、ボロン鉱石、海藻 | 土壌施用 or 葉面散布 | 年1回 |
| 亜鉛(Zn) | 堆肥(鶏糞)、火山灰土、草木灰 | 土壌施用 | 年1回 |
5. まとめ
ヤギ糞堆肥と組み合わせることで、ドリアンの成長に必要な栄養素を自然に補給できます。
✅ マグネシウム(Mg) → 苦土石灰、海藻粉末、木灰
✅ ホウ素(B) → 木灰、ボロン鉱石、海藻
✅ 亜鉛(Zn) → 堆肥(鶏糞)、火山灰土、草木灰
これらを適切に組み合わせて施用すれば、化学肥料を使わずに健康なドリアンを育てることができます。
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