カカオマスとココアバターは、カカオ豆から作られる基本的な製品で、チョコレートやココア製品の主成分となります。それぞれの特徴と製造過程を以下に説明します。
カカオマス (Cocoa Mass)
概要
カカオ豆を発酵・乾燥・焙煎し、細かく砕いてペースト状にしたものです。
- 別名: カカオニブをペースト状にしたものは「チョコレートリカー」とも呼ばれる。
- 成分: カカオマスには、カカオバター(約50%)とココア固形分が含まれています。
製造工程
- カカオ豆の焙煎: カカオの風味を引き出すために焙煎します。
- 殻を取り除く: カカオニブ(カカオ豆の中身)を取り出します。
- 粉砕: カカオニブをすりつぶし、ペースト状にします。この状態がカカオマスです。
用途
- チョコレート製品の原料
- カカオパウダー(ココア)の原料
ココアバター (Cocoa Butter)
概要
カカオマスから分離した植物性脂肪です。カカオの香りがあり、口どけの良い性質を持ちます。
- 色: 淡いクリーム色。
- 特性: 常温では固体ですが、体温付近で溶けるため、チョコレートの滑らかな口どけに寄与します。
製造工程
- カカオマスを高圧で圧縮し、脂肪分(ココアバター)を抽出します。
- 抽出後に残る固形分がココアパウダーになります。
用途
- チョコレートの主原料(滑らかさと口どけを提供)
- 化粧品(リップクリームやボディローション)
- 医薬品(軟膏や座薬)
違いと関係性
- カカオマスは、カカオ豆をそのまま加工した全成分を含むペースト状のものです。
- ココアバターは、カカオマスから脂肪分のみを取り出したものです。
どちらもカカオ豆から作られるもので、互いに補完的な役割を持ちながら、チョコレートやその他の製品に使用されます。



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