もみ殻には、栽培過程で使用された農薬や化学肥料が残留する可能性があります。ただし、その影響は以下の要因によって異なります。
1. 残留農薬の可能性
もみ殻には農薬が直接散布されることは少ないですが、以下の経路で残留する可能性があります。
- 空中散布や土壌処理農薬の吸収
- 稲作では、除草剤・殺虫剤・殺菌剤が使われることがあります。これらの成分が稲の葉や茎から吸収され、一部がもみ殻に残る可能性があります。
- 収穫後の燻蒸処理
- 収穫後の米の貯蔵中に害虫防除のために燻蒸処理(ホスフィン、メチルブロマイドなど)を行う場合があります。これがもみ殻に残ることがあります。
2. 残留化学肥料の可能性
もみ殻自体は主にセルロース・リグニン・シリカ(ケイ酸)で構成されており、窒素やリンなどの養分は少なめです。ただし、以下の点に注意が必要です。
- ケイ酸の蓄積
- 稲はケイ酸を吸収しやすく、特にケイ酸肥料を施した場合、もみ殻に高濃度のケイ酸が含まれることがあります。
- 土壌由来の残留肥料
- 土壌に残った化学肥料成分(窒素、リン酸、カリウム)が微量にもみ殻に移行する可能性があります。
3. もみ殻を利用する際の注意点
もみ殻は有機資材や燃料として利用されることが多いですが、安全性を確保するためには以下の点に気をつけましょう。
- 有機栽培または低農薬栽培のもみ殻を選ぶ
- もみ殻を十分に天日干しし、揮発性の農薬成分を飛ばす
- もみ殻くん炭にすることで残留成分を大幅に低減できる(ただし燃焼時のガスに注意)



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