Trichoderma が、どの程度の効果を示すのか?
実際に、目で見ることができる範囲には限りがある。また、左目の視力が更に落ちてきて、黄点に黒点が出るようになった。だから、左目を瞑ってものを見るほうが楽になっている。
そこで、ルーペを買うことにした。ルーペと言っても、日本の光学機器メーカーのような品質は夢の夢なので、中国製の安物850円ほどでがまんして、とりあえず見えれば良い。
まず、セントラルジャワで購入した黒棘の苗。黒点が広がっている葉、虫が着いているものもある。





それらを採取して、Trichoderma の溶液に浸して経過観察した。




その結果、虫の卵塊、黒点(虫の糞)と周辺のカビ、虫の成虫は、Trichodermaの寄生(ミコパラシティズム):病原菌に寄生して分解する力によって、写真のように綿状の菌糸に覆われてしまい、水分が外に放出されて干からびてしまう事がわかった。また、成虫の体にも Trichoderman菌糸が生えて死んでしまう。
同様に、試験場に自生していたライムの果実と葉にも同様の試験を行った。柑橘系特有の黒点病かと思われる黒点がいたるところに散らばっていて、これをルーペで見ると固形物であることがわかり、どうやら虫の糞だと思われる。この糞がカビを発生させ、そのカビが生成する毒素が葉に穴を開けたり、果実を腐敗させたりする可能性を予測する。
実際、この黒点の固形物から黄色いキノコが生えてきている物があり、このキノコもTrichoderma の溶液に浸し、24時間後には干からびてしまった。
初回の発芽テストでなんとか生き残っている苗。この苗の葉が黒ずんで来たので、地面を見ると白いカビが生えていた。そこで、カビに対抗するためにTrichodermaと堆肥の混合土を軽く覆土した。
4-5日ほどすると、葉の状態は良くなったように見える。ところが、苗の幹にはびっしりとTrichoderma 菌糸が覆ってしまった。


効果は絶大で、即効性があることがわかった。
しかしながら、使い方に十分注意が必要。使用上の注意事項には、きのこ類のメディア(培地)には使用しないこととある。
同様に、Mycorrhizalと同時に使うことはできないので、試験用のセルの位置も考える必要がある。



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