ドリアンの栽培において、**ホウ素(B)は花や果実の発育、葉の健康維持に重要な微量要素です。一般的な施肥基準に基づくと、成木のドリアン1本あたり年間で必要なホウ素の量は50~150g(ホウ酸換算で250~750g)**程度とされています。
ドリアンの年間ホウ素必要量
| 成長段階 | 必要なホウ素量 (B) | 備考 |
|---|---|---|
| 苗木期(1~3年) | 10~30 g/本/年 | 少量で十分 |
| 若木期(4~6年) | 30~80 g/本/年 | 花芽形成開始 |
| 成木期(7年以上) | 50~150 g/本/年 | 開花・結実をサポート |
施用方法
- 葉面散布:ホウ酸 (H₃BO₃) を 0.1~0.3% の濃度で希釈し、成長期・開花前・結実期にスプレーする。
- 土壌施用:ホウ砂 (Na₂B₄O₇·10H₂O) またはホウ酸 を土に混ぜる(年2回)。
- 有機肥料との併用:堆肥や腐植酸と組み合わせることで、ホウ素の吸収効率が向上。
ホウ素欠乏の影響
- 新芽の異常発育(葉が小さくなる・縮れる)
- 花の奇形・落花増加(結実率の低下)
- 果実の変形・亀裂(商品価値の低下)
過剰施用のリスク
- 葉の黄変・枯死(毒性が高いため注意が必要)
- 根の障害(吸収阻害を引き起こす可能性)
最適なホウ素施用のポイント
- 葉面散布を優先(過剰リスクが低いため)
- 開花前(2~3ヶ月前)に施用(受粉率向上)
- 土壌検査を実施(不足・過剰を防ぐ)
ドリアンの品種や土壌条件によってホウ素の必要量は異なるため、土壌・葉分析を行い適量を調整することが重要です。



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