菌根菌(Mycorrhizal fungi)は植物の根と共生し、植物の成長を助ける菌類です。以下は代表的な5種類の菌根菌株の例です。
1. Glomus intraradices (Rhizophagus irregularis)
- タイプ: アーバスキュラー菌根菌(AM菌)
- 特徴:
- さまざまな植物と共生し、リンや水の吸収を促進する
- 農業や園芸でよく利用される
- 乾燥や塩害などの環境ストレス耐性を向上させる
2. Glomus mosseae
- タイプ: アーバスキュラー菌根菌(AM菌)
- 特徴:
- 土壌のリンを溶解し、植物に供給する
- 幅広い植物と共生し、成長促進効果が高い
- 病原菌から植物を守る働きがある
3. Laccaria bicolor
- タイプ: 外生菌根菌(ECM菌)
- 特徴:
- 主にマツ科の樹木(例:トウヒ、モミ)と共生する
- 有機物の分解を助け、窒素やリンの供給を促進
- 森林の生態系で重要な役割を果たす
4. Pisolithus tinctorius
- タイプ: 外生菌根菌(ECM菌)
- 特徴:
- 乾燥や貧栄養の土壌でも生育可能
- 主にマツ科、ブナ科の樹木と共生し、森林再生に利用される
- 土壌改良や緑化プロジェクトに活用される
5. Tuber melanosporum(黒トリュフ菌)
- タイプ: 外生菌根菌(ECM菌)
- 特徴:
- オークやハシバミの木と共生し、高級食材のトリュフを形成
- 根からフェロモンを放出し、動物(イノシシなど)に発見されやすい
- 特定の環境条件が必要で、人工栽培が試みられている
これらの菌根菌は農業や林業、環境保護において重要な役割を果たします。



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